人気ブログランキング | 話題のタグを見る

 柴又帝釈天(題経寺)

 柴又帝釈天(題経寺)_b0199933_17145764.jpg

 柴又帝釈天(題経寺)_b0199933_1716599.jpg

寅さんで有名になった柴又散策に行ってきました。京成柴又駅前に寅さんの像に迎えられ、駅からすぐに参道が伸びて、両側には名物の草だんごや塩せんべいや漬物、老舗の川魚料理店など数十件のお店が軒を連ねています。その参道の突き当りに二天門が建ち、表面に帝釈堂(題経寺)。右に祖師堂(旧本堂)、その右手前に釈迦堂(開山堂)、本堂裏手には大客殿が建っています。二天門や帝釈天は日光東照宮のように彩色を施してないので一見地味ですが、細部には精巧な装飾彫刻が施されています。

帝釈堂内殿の外側全面に浮彫の装飾彫刻が施されて見事です。(「彫刻ぎゃらりー」として一般公開)

 柴又帝釈天(題経寺)_b0199933_17204612.jpg

昭和10年に完成した大客殿は建坪150坪の総桧の入母屋造り瓦葺。床の間には日本一を誇る南天の床柱も観られます。(直径30センチ、滋賀県の伊吹山にあった樹齢約1,500年の南天の自然木を使用したもの)

 柴又帝釈天(題経寺)_b0199933_1718175.jpg

寛永年間(1629年)の開山とされますが、今の建物の大部分は明治以降の建築だそうです。邃渓園(すいけいえん)という大客殿前に広がる池泉式庭園への立ち入りは禁止されていますが、周囲をぐるりと巡る屋根付きの廊下からみることができます。
寅さんの映画で観た帝釈天はいつも庭を掃いているイメージでしたが、実際に観て立派な建物、彫刻、庭園に驚きました。参道も下町情緒がいっぱい残っていて面白いですよ!

by mamakoba | 2015-10-08 17:26 | Comments(0)  

<< 畑のカボチャ 紫蘇の実の塩漬け >>