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シュトーレン

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生地にドライフルーツやナッツが練り込まれていて、表面には粉砂糖がまぶされています。ドイツではクリスマスを待つ間、少しづつスライスして食べる習慣があるそうです。フルーツの風味などが、日ごとにパンに移っていくため、今日より明日、明日より明後日とクリスマス当日がだんだん待ち遠しくなっていくということです。クリスマスまでは、さすがまだまだ先と思ってますが、ドライフルーツやナッツが好きな私は、娘に教えてもらって練習しました。次はもっと美味しく作ります。

今週観たDVD3本です

「あなたを抱きしめる日まで」ジュディ・デンチ主演 2013年
1952年のアイルランド。10代で未婚のまま妊娠したフィロミナは修道院に入れられて過酷な労働の末、無理やり息子と引きはがされた。そして「息子の行方を捜さない。誰にも息子のことを話さない」という誓約書に署名させられる。それから50年。フィロミナは、初めて娘のジェーンに父親違いの兄の存在を明かす。事実を知ったジェーンは、母のために、パーティで知り合ったジャーナリストのマーティン・シックススミスに記事にすることを条件に話を持ち掛ける。マーティンとともに息子探しの旅に出たフィロミナは、アメリカの地で思いもよらぬ事実を知ることになるのです。シリアスで、重い気持ちで観るだけの映画だと思っていたら、純真な老女と皮肉屋なジャーナリストの掛け合いが本当にユーモアがあって可笑しいのです。修道院が50年前におこなった行為も、終盤に明かされた修道院の真実も、すべて明るみに出た時、彼女はすべて許すのです。それが年月を積み重ねた彼女の強い信仰心なのでしょうか...。
実話をもとにした映画ですが、以前観た「マグダレンの祈り」という映画は、その施設の実態を描いたものです。1950年代にアイルランドのダブリンのカトリック教会が運営する施設では堕落したとみなされた女子や身寄りのない女児などがこの施設に閉じ込められ、過酷な環境でベッドシーツなどの洗濯物を処理する作業を、無報酬で奴隷のように強要されていた。そこで助産師をしていた、ジューン・ゴールディングという女性が、その施設でのあまりにひどい実態にショックを受け、収容されていた女性の「いつかこのことを世間にしらせてほしい」との願いを後年手記にしたものを映画化したものです。ぜひこれも一緒に観てほしいです。

バチカンで逢いましょう 2012 ドイツ映画
カナダに住んでいるおばあちゃんは夫が亡くなり、娘に施設に入れられそうになるが、内緒で孫娘のいるローマに行ってしまう。敬虔なカトリック信者として、どうしてもバチカンのローマ法王に会って懺悔しなければならないことがあるのだ。モーレツでチャーミングなおばあちゃんの痛快な物語。えーっ!と秘密が明らかになるところが面白く、愉快で元気なおばあちゃんに勇気をもらえますよ。

滝を見に行く 2014年11月公開 日本映画
紅葉を見て、幻の滝を見るという1泊バスツアーに参加した7人のおばちゃん。滝を目指して山道を歩いていると、道に迷った頼りないガイドが、「ここで待っていてください。探してきます」と行ったきりいつまでたっても戻らない。気が付けば取り残されて、携帯も圏外だった。食料もない寝床もないなか、年齢も性格も違うおばちゃんたちは疲労と焦燥から口論になったりするが...殆どの人が演技経験のない素人のおばちゃんたちなので、私たちみんなの周りにいる人ばかりで面白い。力を合わせて一夜を乗り切るところ、おばちゃんの生命力が痛快です。

by mamakoba | 2015-09-24 16:17 | Comments(0)  

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