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煮リンゴ入りのパン

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アップルパイ用に煮たリンゴが余っていたのでアーモンドクリームを敷いたパン生地にのせてくるくる巻いて焼きました


87歳、古い団地で愉しむひとりの暮らし 多良美智子著 


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55年の団地でひとり暮らしをしている美智子さんのひとり暮らしの日常が綴られた本です(美智子さんの妹さんが多良久美子さんです)絵手紙、写経、麻雀、着物のリフォームの会また市民センターのアマチュア合唱団の「第九を歌う会」にも参加。(絵手紙では教えていらっしゃるそうです)日々は家で好きなことをしてのんびり過ごして、週一回は外出して気分転換するなどメリハリのある生活が元気の素と言います。今が一番幸せと言い切る美智子さんの、生き方が素晴らしいです


# by mamakoba | 2024-03-24 21:08 | Comments(0)  

からし菜の漬物

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今年は暖かくてからし菜も花が咲きそうだから早く採りにいらっしゃいと農家の方から連絡をいただいて慌てて漬けました。

一度塩で板摺にして洗うと灰汁が取れて、それを少しのお塩で漬けるときれいな緑になります。細かく切ってごはんにのせていただくととっても美味しいです。


平日 石田千 著

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平日の都内の各所を歩き巡りながら人々の会話に耳を傾け、様々な平日の光景を切り取って時には猫の目線で綴っているエッセイ。上野、大手町、早稲田、羽田、吉祥寺、泉岳寺、十条、平和島、丸山町、柴又、最後は皇居からはとバス観光で終わります。

目に入ったものを淡々を書いている文章が、私には追われるようにあわただしくて楽しめなかったのが残念です。




# by mamakoba | 2024-03-17 20:42 | Comments(0)  

チーズせんべい

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レンジで簡単に作れるチーズせんべい。時々チーズが食べたくなると作ります。

オーブンシートの上にとろけるチーズをおいて600wのレンジに2,3分かけるだけでカリカリのおせんべいになります(焼け具合は調節して)いろいろアレンジできて面白いです。


80歳。いよいよこれから私の人生 多良久美子著 


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昨年80歳を迎えた著者の多良久美子さんは、現在55歳の息子さんが4歳の時に麻疹により最重度の知的障がい者になり、娘さんは結婚後40代の若さで亡くなるという試練に立ち向かってきました。今は85歳のご主人と息子さんの3人暮らし。息子さんが病気になった当初は受け入れられずに苦しい毎日を過ごしていた久美子さんが、徐々に「このままではいけない」と思うようになり、気持ちを奮い立たせ、料理、インテリア、縫物、織物、ピアノなど「家時間」を楽しむ達人になっていきます。また社会福祉協議会の仕事に携わって困っている人を支える側にもなっていくのです。「良いことも悪いことも永遠には続かない」だから良い時を満喫しておく。という久美子さんの言葉。心に留めておきます。暮らしの工夫が詰まった素敵な本です。


明日311日は東日本大震災から13年ですね。被災地への想いを風化させないようにしましょう。怖かったあの時を忘れずに防災対策も真剣に取り組まなくてはいけませんね。




# by mamakoba | 2024-03-10 23:28 | Comments(0)  

蕗味噌

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今年も庭の隅にフキノトウが出ていました。熱湯で少し茹でて灰汁を抜きごま油で炒めてから甘味噌で練って蕗味噌にしました。ご飯にのせて食べるとほろ苦さが美味です。


クッキーいろいろ

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今日は雛祭り。小さな子供もいないので何もしないで終わってしまいました。

お雛様可哀そうですね。


あなたの燃える左手で 朝比奈秋著

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ウクライナ人の妻を持ちハンガリーで看護師として暮らす日本人男性が主人公。医師に悪性の肉腫と診断されて左手を切断されるが、それが誤診だった。その後他人の左手の移植手術を受けるが、拒絶反応に苦しむのです。移植された他人の手と自分の手の境界線が、国境のようにも見える。クリミアの問題、ウクライナの闘いなど、国家間の争いと地続きのヨーロッパ諸国と国境を持たない島国である日本の違いなど重ね合わせた物語。著者は現役の医師とのことです。他人の手の移植手術は1990年代に始まって各国では行われているものの、日本では例がないそうです。




# by mamakoba | 2024-03-03 22:18 | Comments(0)  

お味噌の仕込みと塩麹作り

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2月にお味噌を仕込むときに、麹を多めに買って塩麴を作ります。


ポプラの秋 湯本香樹実著

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千秋が6歳の時、父親の急死で失意の母親に連れられて行き当たりばったりに電車に乗って一度も来たことのない町で見つけた、ポプラの木のあるアパートに引っ越してきました。そこで「お父さんはどこにいってしまったのか、なんのために死んでしまったのか」と、いろいろ父の死について考え始めるのです。そんな時、大家のおばあさんに「手紙を書いて持ってくれば、自分が死んだときに届けてあげる」と、言われます。母にも言えない悲しくて怖いその死が手紙を書くことで徐々に受け入れられるようになっていくのです。3年後、母の再婚でアパートを離れてから、大人になった千秋がおばあさんの死を知ってお葬式に行くと、そこには死者に手紙を書いておばあさんに託し、癒された人達がたくさん来ていたのです。ちょっと変わっているけれど、ただものではないおばあさんがじつにかっこよくチャーミングです。出会えてよかったと思えた良本でした。


# by mamakoba | 2024-02-25 23:01 | Comments(0)