ツバキ文具店 小川 糸著

           
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祖母が亡くなって、代筆屋を兼ねた文具店を継ぐことになったポッポちゃん(鳩子)。代筆を頼みたいと様々な人が来るのですが、手紙の文面を考えるだけではなく、便せん、封筒、万年筆、ガラスペン、ボールペン等、またインクの色、切手など内容に合わせて選ぶところが興味深いです。気持ちを伝えるために、こんなに細かいところまで心こめるなんて。また本の中で内容に合わせて書かれた手紙の字がまた素晴らしい!私にも便箋、封筒、切手までも選んで、もちろん内容も心こめて書いてくれるマメな友人がいるのです。私から返す手紙の返事は
3分の1もないかしら...これを読むと小さくなってしまいますが。鎌倉を舞台に、移り変わる季節の描写とともに人と人とのつながりがゆったりと描かれて、優しさが心に染みる物語。そして鳩子と祖母の確執が溶けて行くのも手紙の力。


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by mamakoba | 2017-06-01 15:07 | Comments(0)  

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