弥生美術館開館30周年記念  「挿絵のお宝大公開!展」



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美術館が長年収集してきた貴重な秘蔵作品を中心にたくさんの画家の作品が展示されて、どれを観ても楽しめますが、特に昭和10年に完成した、高畠華宵作「移りゆく姿」六曲一双屏風は圧巻です。私は本で知った時から観たいと思っていたので、今回大きな屏風で観る事ができて感激でした。レプリカだそうですが、実物と遜色ない出来栄えだそうです。
「津村順天堂の初代社長の津村重舎に依頼されたもので、半年近くかかって下絵を完成し、約1年の歳月を費やして描き上げた宿願の大作でした。渾身の力を込めて描き、完成した時、華宵は洋服のズボンがだぶつくほど痩せていたそうです。明治、大正、昭和三代それぞれの最先端の衣装を身にまとった60名の女性が春夏秋冬の流れを背景に配置された本作は、風俗資料としても大変貴重なものです。思う存分描きたいものを描き、生涯の傑作を生みたいという華宵の願いはこの「移り行く姿」の完成によってはたされたのでした。」(弥生美術館学芸員 松本品子さんの文章より)

また昭和37年から41年まで産経新聞夕刊に、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」が連載されるまでは坂本竜馬は今ほど有名ではなく、この小説が評判を呼んで竜馬は一躍国民的英雄になったそうです。その連載の人気をいっそう高めたのが、岩田専太郎による挿絵だったそうですが、その中の初出の素晴らしい挿絵原画5点が出展されています。
その他「それいゆ」「ジュニアそれいゆ」も私が大好きな本でしたけど、その中で活躍した松島圭介の50年ほど前の人形や手芸作品も展示されてあって懐かしかったです。

併設の竹久夢二館では新発見!でニュースや新聞各社で紹介され話題になった、竹久夢二がハワイで制作した日本画「宵待草」(昭和6年)(ハワイ・ジャパニーズ・センター所蔵)が展示されています。ハワイで描いた作品としてはこの度の「宵待草」が初公開ということです。(29日まで特別展示)
この企画展は今月29日(日)までです。
次回は7月4日(金)~9月28日(日)まで「村岡花子と「赤毛のアン」の世界展」です。それも楽しみですね。
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by mamakoba | 2014-06-12 16:19 | Comments(0)  

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